海の近くに住みたい

Kさんは都内湾岸地域の高層マンションに住んでいらっしゃいました。

土曜日の夜明け前になると、車にサーフボードを乗せて、九十九里にサーフィンに行くのが日課だったそうです。

高層マンションの生活も快適でしたが、アスファルトやコンクリートに囲まれるのではなく、海や土と共に生活したいと思ったそうです。

そこで、私たちforby-designと共に希望を叶えるプロジェクトがスタートしました。

 

 

逗子との出会い

Kさん家族はもともとキャンプやシュノーケリングが好きなご家庭でした。ご夫婦でダイビングのライセンスも持たれていましたし、お子さんにもライセンスを持たせることも計画していたそうです。

もちろん、Kさん自身のサーフィンのことも考えると、材木座や由比ガ浜に近く、また海の透明度が高い葉山、三浦にも近い、しかも、Kさんの会社がある東京駅にも1時間で行ける「逗子」が浮かびました。

いくつか土地の候補を挙げさせていただきましたが、逗子市街が一望できる山の上の土地を下見したKさん家族は一瞬で気に入ってくれました。

斜面も含め、70坪(210㎡)の逗子の土地が決まったのです。

 

 

土地を生かす+好きな生活を満たす空間作りへ

次はこの土地を生かす空間作りです。

Kさんご家族はこの土地の、逗子市街を見下ろせるところが「最も好きな場所」でした。

この空間が「北側」であるからこそ、朝日を受けた景色がとても映えると考えた私たちforby-designメンバーは、リビングからそのままつながる大きなウッドデッキを作ることを提案しました。

春から秋にかけては、きっとキャンプ好きなKさんご家族にとって、とても快適で楽しい空間になると思いました。ビール好きのKさんも夏の夕方に、ここでビールを飲むことが楽しみになると思いました。

このウッドデッキも含め、1階のリビングダイニングは広々としたシンプルな1つの空間。アイランドキッチンからすぐにデッキに食事が運べます。

Kさんご家族は大賛成してくれました。

 


箱型+深めの軒で太陽を取り入れる家

次は南側です。こちらは真っ白な室内に太陽の光を取り入れ、明るく暖かい室内空間を作るはもちろんのこと、「土と共に過ごしたい」を叶えるガーデニング空間をどのように作ろうかと考えました。

私たちforby-designメンバーで考えて提案したのは、「箱型のシンプル構造 だけど軒を深めにして存在感がある家」。そして、ガーデニング空間は、 箱型の家の掃き出し窓を開けると、縁側のようなウッドデッキがあり、そこからはサンゴ砂利が敷き詰められた真っ白な平地が、芝生や植栽の緑のちょっとした丘に囲まれる空間を提案しました。

これにKさん夫妻が、道路から玄関に繋がるエントランスに深い茶色のタイルを使ってみたいと仰い、合わせてみたら落ち着きと明るさのバランスが取れたとても心地いい空間になりました。

 

 

海から帰ってきたらシャワーを浴びてそのまま浴室へ

もちろん忘れませんよ。Kさんが海から帰ってきて砂を落とすための屋外シャワー。玄関までのエントランス途中の右に設置しました。この位置なら南側ガーデンエリアの植栽への水やりにもちょうどいいです。

ここでシャワーを浴びたらびしょ濡れになりますが、実は家に入ることなく家の脇の外通路から直接浴室に入れる動線とドアを設置しています。

これで、屋外シャワーで砂を落とし、びしょ濡れのウェットスーツを着たKさんは家を汚すことなく、浴槽でゆっくりウェットスーツも脱げるし、お風呂にも入れます。

 

 

 現在の生活

Kさんは北側のウッドデッキの先の斜面の土地に畑を作り、野菜や果物を栽培しているそうです。

夏にはランニングやサーフィン直後にその畑のトマトで水分補給してると笑ってました。